「蝶鮫屋」は、岡山県新見市で養殖から製造・加工、そして販売までを一貫して行い、8年～10年以上の歳月をかけてチョウザメを大切に育てています。一尾ごとにICタグを付けて日々の健康や成長を監視するなど品質管理を徹底し、採卵時期にはメスチョウザメの卵の成熟度を一尾ずつチェックして最も美味しくなる瞬間を見極めて採卵しております。わずかな量しかとれない貴重な卵を高度な技術で丁寧に仕上げたものが、究極の国産キャビア「新見フレッシュキャビア」です。

高品質な素材をそのままの味で実感していただくため、「非加熱」「塩分ひかえめ」で製造後、すぐに瞬間冷凍することで新鮮なキャビア本来の旨味を閉じ込めています。

一般的な輸入品のキャビアは、加熱殺菌（パスチャライズド）しているものが多く、塩辛くプチプチとした食感になっています。

「新見フレッシュキャビア」は柔らかく非常に繊細で、口に含む“とろり”とした卵本来の濃厚な旨味が広がり、華やかな香りと余韻を味わっていただくことができます。
粒の大きさを厳選（2.5mm以上）しているので一粒一粒の食感や存在感を存分に感じることができます。卵の色は個体差で黒や灰色・緑がかったものがありますが、味や品質に変わりはありません。お召し上がりの前に冷蔵庫でゆっくり解凍していただくことで、新鮮なキャビアの濃厚でしっとりとした食感をいつでもお楽しみいただくことができます。

新見フレッシュキャビアは国産キャビアならではの艶やかさ、香り、味、粒が揃った美しい卵形と全てが調和した最高の逸品です。
“塩分3.5%”はほどよい塩分で魚卵本来の味をお楽しみいただけます。
繊細なキャビアは金属スプーンに触れると金属臭が卵に移り風味が損なわれてしまいますので、シェルスプーン(貝殻製)、純金やガラスのスプーンですくってお召し上がりいただきますとキャビア本来の味をしっかりと感じられます。

蝶鮫屋は岡山県の北西部に位置する新見市にあり、チョウザメの養殖からキャビアの製造・販売までを一貫して行っています。
臭みがなく、濃厚なキャビアをつくるために必要なのは新鮮な水です。岡山県北西部を流れる高梁川水系は、澄んだ美しい水質と豊かな水量が自慢です。新見市はその高梁川の源流があり地下からの湧水はカルスト地形特有の日本でも珍しい硬水で、チョウザメの原産地に水質が近いため国内でも養殖に向いている環境といえます。

岡山県新見市における国産キャビア生産の取り組みは約20年前に遡ります。
高梁川の清流を活用した新しい特産品の開発を目指し新見漁業協同組合がチョウザメの飼育を始め、12年の試行錯誤を経てキャビアの生産に成功しました。2015年からはさらなる生産規模拡大と品質向上のため私たち蝶鮫屋が運営を引き継ぎ、より美味しいキャビアの生産や新商品開発に工夫を凝らしています。

現在蝶鮫屋では約12、000尾のチョウザメを養殖し、年間約100kgのキャビアを生産しています。